監修:昭和大学医学部 内科学講座 呼吸器・アレルギー内科部門
教授 足立満 先生
教授 足立満 先生
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コントローラー(長期管理薬):日頃から使用して症状をコントロールする薬
- ●吸入ステロイド:
- 基本的なぜんそく治療薬です。抗炎症作用により、炎症をおこす細胞(好酸球)が気管支へしみでるのを抑え気道の炎症をしずめます。 肺の局所である気管支に直接作用するため、全身性の副作用の心配はほとんどないとされています。効果があらわれるまでには数日かかります。
- ●長時間作用性β2刺激薬:
- 気管支(気道)に分布しているβ2受容体を刺激して狭くなった気道を広げます(気管支拡張作用)。容易に効果があらわれるため使用頻度が増し、動悸や手のふるえなどの副作用があらわれる場合もあります。そうした症状がみられた場合は主治医に相談しましょう。
- ●上記吸入ステロイドと長時間作用性β2刺激薬の配合剤:
- 吸入ステロイドと長時間作用性β2刺激薬が一緒に配合されている吸入薬です。抗炎症作用と気管支拡張作用が同時に得られるとされています。
- ●ロイコトリエン受容体拮抗薬:
- 気管支(気道)に分布する、化学伝達物質のひとつであるロイコトリエンの受容体への結合を阻害して、気管支拡張作用と抗炎症作用を示します。抗アレルギー薬に比べ効果が早くあらわれるとされています。
- ●テオフィリン徐放製剤:
- 酵素のひとつであるホスホジエステラーゼの阻害によって狭くなった気管支を広げます。また気道炎症に対する抗炎症作用も報告されています。血液中の薬物濃度を調べながら、投与量を調整します。
- ●抗IgE抗体 *:
- 気管支ぜんそくの原因のひとつとされ、アレルギー反応の引き金となるIgE抗体という体内の物質のはたらきを抑え、気道の炎症をしずめます。2週間または4週間ごとに病院や診療所を受診して、皮下に注射するお薬です。
- 上記の薬剤を複数併用してもコントロール不良の場合、本剤・経口ステロイドのいずれか、あるいは両方を追加します。
リリーバー(発作止め):発作がおきたときに使用して症状を抑える薬
- ●短時間作用性β2刺激薬
- ●抗コリン薬
- ●全身性ステロイド点滴 *、アミノフィリン/テオフィリン点滴 *
*抗IgE抗体、全身性ステロイド点滴、アミノフィリン/テオフィリン点滴は医療機関で投与されるお薬です。自分で使用することはできません。




