アレルゲンいろいろ

監修:国立病院機構相模原病院 病院長・臨床研究センター長
秋山 一男 先生
国立病院機構相模原病院 臨床研究センター 病態総合研究部長
谷口 正実 先生
第3回 犬(イヌ)

ラブラドールとダックスフンドのアレルゲン、アレルギー反応をおこしやすいのはどっち?

イヌアレルゲンは現在、3つみつかっています。犬の毛やフケにあるCan f 1、Can f 2、アルブミンと呼ばれるたんぱく質です。アレルゲンはたんぱく質のなかでもとても小さなたんぱく質で容易に鼻や肺の粘膜を通過し、アレルギー反応をおこします。ちなみにCan fとはイヌの学術名で、みつかった順に番号がつけられます。 ここで冒頭の問題の答えです。実は犬の種類により、IgE抗体の検出率、つまりアレルギー反応のおこしやすさ(感作率)に差があることが報告されています。8犬種のアレルゲンで感作率を比べてみると、コッカースパニエル42%、セッター52%、ラブラドール52%、コリー54%、ゴールデンレトリバー58%、アルサティアン66%、プードル68%、ダックスフンド74%という結果でした。よって、答えはダックスフンド。みなさんわかりましたか?

どうしても犬を飼うなら屋外で!

犬を屋内で飼っている家庭と屋外で飼っている家庭で、室内のアレルゲン濃度を比べてみると、屋外飼育のほうが、アレルゲン濃度が低いことがわかりました。屋外で飼えば、アレルゲン濃度を犬を飼っていない家庭と同じぐらいにすることもできます。犬を抱かない、衣類につけて家のなかに持ちこまないことが肝心です。

【参考】前田裕二: ペットと呼吸器疾患, 気管支喘息. 日本胸部臨床 62, 383-402, 2003

ぜんそくをおこすアレルゲンを調べるにはIgE抗体検査が行われます。 ダニのほかにもさまざまなアレルゲンがあります。自分のアレルゲンをご存じない方は検査してみてください。
詳しくは、 まずはアレルゲンをみつけるIgE抗体検査を をご覧ください。
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